2013年12月3日火曜日

さよなら、ウィルコム。

12月1日付でウィルコムを解約してきた。2006年11月に加入して、7年。
当時、ソフトバンクのショップ店員の質の悪さに辟易していた私は、カシオのPDAを使っていたこともあり、創世記のスマートフォンとでも言うべき、W-Zero3に心惹かれて、ウィルコムに加入した。また、ウィルコム定額でパケット代を気にしなくて良いのも大きな魅力だった。
最初はW-Zero3[es]。ついで、直接の後継機種のアドエス。スライド式のフルキーボードを搭載し、PC慣れした自分には、携帯打ちよりよほど使いやすかった。各種ソフトでカスタマイズできるのも魅力だった。
アドエスを使っていた時、2011年3月11日を渋谷で迎えた。直接の被害は受けなかったが、交通が麻痺し、いわゆる帰宅難民になったが、一般携帯電話の回線がパンク状態になる中、PHSはしっかり通じ、家族との連絡は困ることがなかった。アドエスでツイッターを拾い、その情報を元に介抱してくれていた法政大学の講堂に辿り着いた。この時は、ウィルコムでよかったと心底思ったものだった。
そうするうちに世の中はスマートフォンが主流になり、andoroid端末が欲しくて、X-plate+Dell Streakに乗り換えた。Streakはなかなかに癖の強い端末だった。

ウィルコムは会社更生法適用の後、ソフトバンクの子会社化し、近頃はソフトバンク色が強くなってきた。そうして、今年の夏頃だったか、孫正義氏がウィルコムはLCCだという旨の発言をしたと聞き、ウィルコムへの思い入れが薄れるのを感じた。更新月の12月になったら解約しようと心に決めた。

結局、docomoのガラケーに乗り換えたわけだが、今日(3日)付で、ウィルコムがイー・アクセスに吸収合併されることが発表された。ともにソフトバンク傘下。
やはり潮時だったのだなぁ。

2013年6月1日土曜日

言の葉の庭

新海誠の新作中編映画「言の葉の庭」を見てきた。

さいたまは梅雨入りが宣言されたばかりだが、今日は「あいにくの」快晴。
この作品梅雨のしとしと雨の中で見たかった。

新海作品は前作「星を追う子ども」は見ていないので、「秒速5センチメートル」以来。
だいぶ昔に「ほしのこえ」で新海誠を知り、「雲の向こう、約束の場所」「秒速~」と追いかけてきた。
「ほしのこえ」とその前作「彼女と彼女の猫」は新海誠が1人で作った自主制作アニメとして評判になっていたように思う。それが、次第に、実在の場所を緻密に描いた美しい描写や切ないストーリーが新海作品の持ち味としてとらえられるようになった。

「言の葉の庭」も雨と緑の緻密で美しい描写と「孤悲」の物語。
「孤悲」は「恋」の万葉仮名なのだそうだ。当て字に万葉の時代の日本人の恋のイメージが詰まっている気がする。
うりは雨と緑。新宿御苑の雨に彩られた緑が美しい。その雨も、梅雨や天気雨、雷雨、夕立と様々な雨の表情をかき分けている。雨や靴の音などのこだわりの環境音も印象的で、雨の表現だけを見るだけでも価値があるかもしれない。

物語は切ない。「ほしのこえ」から「秒速~」まで、新海作品はどれも切ない。一途な想いがあって、でも、何かすれ違ってしまったり、うまくいかなかったり。そんなもどかしい感じが「言の葉の庭」にも共通している。ただ、これまでの作品とはちょっと違ったところもあって、それもよかった。主演の入野自由と花澤香菜もよかった。

本編は45分程度。




2013年5月1日水曜日

絵師100人展

秋葉原で開催されている「絵師100人展3」に行ってきた。一昨年1回目を見て以来。

そういうものと言ってしまえばそれまでだが、似たような女の子の絵がずらり。中には力作だなと思うものもある。しかして、若干毛色の違うもの、うまいなと感じさせるものは極少数。
 テーマは「日本の一景」だそうだが、日本の風景はおろか日本らしい1場面ですらないものもあり、「絵師」ごとの温度差を感じる。

一昨年に引き続き、あまり満足感のない展示だった。

ああ、ディスってしまった。

2013年4月8日月曜日

11ヶ月

いつぞ書いた無精癖はもはや末期に達したようで、このブログも手付かずのまま11ヶ月になろうとしている。よそのブログだったらすでにトップに広告表示が出ていることだろう。bloggerでよかった。

先だって、岩男潤子さんの新譜発売記念のライブに行ってきた。新譜のanison a to zとその前のanison acousticsの収録曲で縛りがかかっていたため、手のひらの宇宙やおひさまなどの往年の楽曲は聞けなかったが、良い歌声を聞かせてもらった。

また、ライブ後、友人と久方ぶりに会った。元気にしているようでうれしかったし、仕事の話なども聞いて、刺激になった。彼が2児の父とは感慨深いものがある。